歴史
大崎駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
1901年(明治34年)2月25日:日本鉄道品川線の駅として開業。当時は島式ホーム1面2線だった。
1902年(明治35年)10月15日:貨物の取り扱いを開始。
1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により山手線の所属となる。
1945年(昭和20年)5月24日:太平洋戦争中に空襲に遭い、ホーム全焼。
1965年(昭和40年)7月:目黒川信号場と蛇窪信号場を、当駅構内に統合。
1966年(昭和41年):橋上駅化。山手線ホームを拡張の上、現在の島式ホーム2面4線とした。
1980年(昭和55年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止。なお、1970年(昭和45年)頃まで明電舎大崎工場(現・東京事業所)への専用線があり、貨物輸送を行っていた。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
1996年(平成8年)3月16日:埼京線の運行区間を恵比寿駅まで延長。同駅では折り返しが不可能だったため当駅との間を回送し、当駅で折り返しを実施していた。
2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
2002年(平成14年)12月1日:りんかい線が当駅まで延伸開業[報道 2][報道 3][2]。
大崎支線のホームが供用開始された事により、埼京線の客扱運転区間が当駅まで延長されてりんかい線との直通運転を開始[報道 3][報道 4]。
湘南新宿ラインの停車駅となる[報道 3]。同時期にコンコースを拡幅し、南改札口を供用開始、従来の改札口は北改札口となる。
2010年(平成22年)11月:南連絡通路の拡幅工事が始まる。また、Dilaの整備も進み、ユニクロなどが入居する。
2019年(令和元年)11月30日:相鉄・JR直通線が運行開始し停車駅となる[報道 5]。
2020年(令和2年)10月29日:北改札内に駅ナカシェアオフィス「STATION BOOTH」が開業[3]。
2022年(令和4年)3月14日:特急「湘南」の停車を開始[報道 6]。
駅構造
駅全景(2006年3月)
島式ホーム4面8線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。相互直通運転している関係でJR東日本・TWRで駅舎・改札内・ホーム・着発線を共用している。
鉄道資産としてはJR東日本・TWRの折半所有であり[4]、両社の財産境界は5 - 8番線の途中に設定されている。
TWRりんかい線とJR大崎支線が共に記された終点標が設置されている。
ただし駅管理はJR東日本が行っており[5]、駅名標など案内サインはJR東日本タイプのものが使用されている。
また、すべての着発線がJR東日本東京圏輸送管理システムの運行管理下にあり、駅務においてもJR東日本東京支社が社員を配置して行っている。
管理駅として五反田駅の管理も行っている[1]。
架空電車線への電力供給は通常JR東日本から行われる。
万一JRから給電できなくなった場合に備えてTWRから6・7番線に供給できる電線を設けている。
そのため、TWR線はJR線の給電状況に関わらず当駅を含む自社線内の通常運行が継続できる仕組みである。
通路
駅舎は、五反田寄りに北改札口、品川寄りに南改札口を持ち、両コンコースは「Dila大崎」を介してつながっている。
品川寄りのコンコースからのJR山手線ホームへのエスカレーターは、設置位置のホームが狭いために1人用である。
また、北改札口からの出口は東口と西口が、南改札口からの出口は新東口と新西口があり、東口及び新東口にはゲートシティ大崎などへ、
新西口にはThinkParkなどへのペデストリアンデッキがつながっている。
設備
自動精算機でTWR線の乗車券の精算を行うことは可能。精算にはかつてのパスネット(現在は発売終了)は使用できなかった。
自動券売機はJR線用のものとTWR線用のものが別に設置されている。なお、乗車券の地紋はJR東日本のもので発行される。
JR東日本が営業するみどりの窓口では、当駅発着のTWR線の普通乗車券・往復乗車券・定期乗車券も発売している。
のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1・2 JY 山手線 内回り 品川・東京・上野方面
3・4 外回り 渋谷・新宿・池袋方面
5 JS 湘南新宿ライン 南行 横浜・大船・小田原・逗子方面
SO 相鉄線直通 下り 羽沢横浜国大・海老名方面
R りんかい線 上り 新木場方面[6] 主にJA 埼京線からの直通
6・7 JA 埼京線 北行 新宿・池袋・赤羽・大宮方面 6番線はごく一部のみ
R りんかい線 上り 新木場方面[6] 主に当駅折り返し
8 一部列車のみ
JA 埼京線 北行 新宿・池袋・赤羽・大宮方面
JS 湘南新宿ライン 大宮・宇都宮・高崎方面
(出典:JR東日本:駅構内図)
山手線
電車の保守整備を担当するJR東日本東京総合車両センター(東総セ)が隣接している。このため山手線電車で当駅始発・終点となる設定がある(山手線#運行形態を参照)。
1番線ホームの線路の品川寄りの一番反対側には、詰所に直結する運転士交代用のホームが設置されている。
主に1・3番線を使用する。2・4番線は東京総合車両センターに出入りする電車が使用する。2012年12月22日より、1・3番線のみ可動式ホーム柵の使用が始まった[7]。
環状運転列車は当駅で列車番号を変更する。
りんかい線
主に線内折り返し(新木場方面行き)列車は6・7番線から、埼京線からの乗り入れは5・6番線から発車する。
駅構内自動放送では、線内折り返し・埼京線からの乗り入れ問わず、「りんかい線直通」とアナウンスされる。
埼京線
主に7・8番線から発車する。
駅構内自動放送では、「埼京線」「川越線」とはアナウンスされず、種別と行先のみアナウンスされる。
湘南新宿ライン・相鉄線直通
武蔵小杉駅方面を発着する列車は通常5・8番線のみに発着し、6・7番線は埼京線・りんかい線専用として運用・案内されているが、配線上・
有効長上、武蔵小杉駅方面と6・7番線間も連絡可能であり、埼京線や湘南新宿ラインの運転見合わせ時や大幅なダイヤ乱れ時などの緊急時に使用されることがある。
工事などで計画的に恵比寿駅方面への運行を全面的に見合わせる場合は、5・6番線をりんかい線、7・8番線を湘南新宿ライン・相鉄線直通(武蔵小杉駅方面)のそれぞれ折り返しホームとして使用する。
湘南新宿ライン北行については当駅を境に種別案内を変更する列車がある。
高崎線直通の快速列車は当駅から先では各駅に停車するため、当駅から北では「普通」として案内される。逆に、宇都宮線直通の普通列車で大宮 - 小山駅間を快速運転する列車については、
当駅から北では「快速」として案内される。
相鉄線直通列車は当駅でJRとしての路線記号が切り替わる。当駅から新宿方面は埼京線の「JA」、武蔵小杉方面は湘南新宿ラインの「JS」を用いる。
また、湘南新宿ライン同様、当駅を境に種別案内を変更する上り列車があり、埼京線の赤羽 - 武蔵浦和(通勤快速は大宮)間を快速運転する列車については、当駅で「各駅停車」から種別表記を切り替える。
駅構内の発車標の列車別案内では、「湘南新宿ライン」及び「直通」は省略され、それぞれの直通先路線名「東海道線」「高崎線」「横須賀線」「宇都宮線」「相鉄線」で表記されている。
乗り入れ路線
JR東日本の各線(後述)と東京臨海高速鉄道のりんかい線が乗り入れている。
りんかい線は当駅を終点としている。このうち、JR東日本の駅には「OSK」のスリーレターコードが付与されている。
JR東日本:各線(後述)
東京臨海高速鉄道:R りんかい線 - 駅番号「R 08」
当駅に乗り入れているJR東日本の路線は、線路名称上は山手線のみである(詳細は各路線の記事および「鉄道路線の名称」を参照)。
ただし、東海道本線の支線(通称「品鶴線」)と接続する大崎支線と旧蛇窪信号場および旧目黒川信号場までも当駅構内の扱いとなっている。
運転系統としては次の4系統が停車し、旅客案内ではそれぞれ別路線として扱われている。
JY 山手線:電車線を走行する環状線としての山手線電車 - 駅番号「JY 24」
JA 埼京線:新宿駅方面の山手貨物線を走行。りんかい線、東海道貨物線経由で羽沢横浜国大駅から相鉄線との相互直通運転を実施 - 駅番号「JA 08」
JS 湘南新宿ライン:山手貨物線と品鶴線武蔵小杉駅方面を直通運転 - 駅番号「JS 17」
SO 相鉄線直通:前述のように、山手貨物線・品鶴線・東海道貨物線を経由し、新宿駅方面と相鉄線とを相互直通運転する系統。
当駅から新宿方は埼京線列車の扱いで運行される。駅番号は新宿方では埼京線の「JA 08」、武蔵小杉方では湘南新宿ラインの「JS 17」を使用し、当駅構内にて切り替える。
また当駅は、JRの特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。
11:20無事終了 この場所を歩くことは無いので 初めてのお散歩
b_back02.gif