おでかけ H28年
翡翠の話

1.翡翠の誕生
1.翡翠の誕生
  一般に地下20〜30kmの深さになると、温度は摂氏600度以上になりますが、海洋プレートという低温の石盤が、海溝のところで大陸プレートの下にもぐりこんでいる場所(沈み込み帯)では、同じ深さでもはるかに温度が低くなっています。
  地球の中で低温高圧型変成作用がおきる条件が整っているのは沈み込み帯の地下だけです。沈み込み帯では、プレートの下部にあるマントルのかんらん岩に水が加わって蛇紋岩化され、これの比重が軽いため、地下に向けてあがってくる時にヒスイや高圧l低温の変成岩を持ち上げてきます。これが、蛇紋岩メランジとなり、この中にヒスイが含まれているのです。




2.翡翠の種類
<硬玉(白)ジェイダイド>
比重:3.2〜3.4/モース硬度:6〜7度/屈折率:1.64〜1.69/結晶:単斜品系/へき開:93゜に交差/分類:輝石炭鉱物/化学式:NaAlSi2O6/珪酸:58.28Wt.%/酸化アルミニウム:23.11/酸化ナトリウム:13.94/酸化カルシウム:1.62/酸化マグネシウム:0.91/第一酸化鉄:なし/第二酸化鉄:0.91/酸化塩:なし/その他:1.50

<軟玉 ネフライト>
比重:2.9〜3.1/モース硬度:5〜6度/屈折率:1.6〜1.67/結晶:単斜品系/へき開:124゜に交差/分類:角閃石族鉱物/化学式:Ca2(Mg,Fe)5Si8O22(OH)2/珪酸:57.60Wt.%/酸化アルミニウム:0.25/酸化ナトリウム:なし/酸化カルシウム:12.68/酸化マグネシウム:25.61/第一酸化鉄:0.66/第二酸化鉄:なし/酸化塩:0.16/その他:3.04




3.翡翠の色はどうしてつくのか、又その成分は?
  ヒスイはヒスイ輝石とオンファス輝石という鉱物からなっていて、ヒスイ輝石・ナトリウム・アルミニウムを含むケイ酸塩鉱物(NaAlSi2O6)で、火成岩・堆積岩・変成岩に大割される岩石の中の変成岩に含まれる。
  ヒスイ輝石を構成する元素たち(ナトリウム・アルミニウム・ケイ素酸素)は典型元素と呼ばれ、その化合物は無色であることから、この純粋な組成を持つヒスイ輝石は無色透明であるはずですが、肉眼的に白くみえます。
  しかしヒスイには緑・ラベンダー・青・黄等の色があります。緑色の部分の化学組成を見てみると(Na,Ca)(A1,Mg,Fe)Si2O6であることから、ヒスイ輝石のナトリウムの一部をカルシウムに、アルミニウムの一部をマグネシウムと鉄が置き換えた鉱物、即ち私たちが緑色ヒスイと言っていたのはオンファンス輝石だったのです。
  また、マグネシウムカルシウムは典型元素で遷移元素でないので、着色の原因とは考えにくく鉄は遷移元素の一種なので、オンファン輝石の緑色の原因になっていると推定されます。

色のタイプ 構成鉱物 着色原因の元素
白色ヒスイ ヒスイ輝石
チタン(1102)含有量
なし
0.1wt.%以下
緑色ヒスイ オンファンス輝石
淡紫色ヒスイ ヒスイ輝石 チタン
0.6〜1wt.%
青色ヒスイ オンファンス輝石 チタンと鉄




4.日本の翡翠
  ヒスイは、糸魚川・青海のほかに、神居古潭(北海道)、秩父(埼玉県)、大屋(兵庫県)、若桜(鳥取県)、大佐(岡山県)、円行寺(高知県)、三重(長崎県)で発見されています。
  これらの産地のヒスイは、鉱物学的にはヒスイ輝石ですが、宝石になるような質ではありません。
  ヒスイは、いずれも日本列島の土台を形づくる中生代・古生代の古い地層から産し、大部分は糸魚川・青海と同様に、蛇紋岩があるところから発見されています。また、結晶片岩と呼ばれる地下深い場所でできた変成岩をともなっていることも共通します。
4.日本の翡翠




5.世界の翡翠
5.世界の翡翠
  ヒスイは地球上のどこにでもあるわけではなく、ロシア・アメリカ・グァテマラ・メキシコ・ミャンマー・ヨーロッパアルプスなど、ごく限られた地域にあり、日本と同様、蛇紋岩があるところで発見されています。
  糸魚川・青海は、ミャンマー、中央アメリカに次ぐヒスイ産地で、世界の三大ヒスイ産地の一つに数えられます。古代には2つのヒスイ文化圏があり、一つは、メキシコ・グァテマラを中心とするオルメカ・マヤ・アステカの各文化と糸魚川・青海のヒスイで花開いた縄文のヒスイ文化です。
  縄文のヒスイ文化の発祥は、約4500年前にさかのぼり、中央アメリカで栄えたとスイ文化よりも古く、世界最古のヒスイ文化です。
翡翠原石館
住 所 〒140-0001 東京都品川区北品川4-5-12
TEL 03-6408-0313
FAX 03-6408-0314
アクセス 京急北品川駅より徒歩5分
<バス>
本数は各1時間に3〜4本
品川駅から五反田行き(反96乙)御殿山バス停下車
五反田駅から品川駅行き(反96甲)御殿山バス停下車
開館時間 10時〜17時(月曜日、翌祭日は休館)
入館料 お一人様700円
スリランカの紅茶をサービスしております。

12:59 出発 品川方面へ

最後尾

マリオットホテル

13:40 館内は撮影できませんでした

跨線橋を渡り御殿山へ

原種?

14:27 翡翠館の別館建設中 外壁もモザイク石です

14:27 ミャンマー大使館前を通過

BACK
BACK
1階奥には新潟県糸魚川産の数十トンの翡翠をくり抜いた、日本で唯一の翡翠風呂が設置されております。
壁、床も全て翡翠で作成しており見応えもありますので是非御覧ください。

13:44 買い物中で不在ですって

30分程なので他の桜でも見ますか

フーン

14:35 上り新幹線のぞみ 右へ

15:05 帰宅

14:43 旧東海道に抜ける道(旧サクセス通り)

14:34 横須賀線

これは美しい

14:33 お花見の席取り?

  様々な原石や加工品が展示されています。コレクターとの情報交換の場にもなっています。
  巨大な原石を中心に展示しています。ギャラリーでは数々のコレクションが展示しており、販売も行っています。
 建物は、イタリアのデザイナーが設計したもの。
偶然ですが、世界最大の翡翠の産地ミャンマーの大使館の前にあります。

13:56 撮影okです

13:56 そろそろ翡翠を見に行きますか

13:46 美術館のおじさんに教わった庭に行きます

開館時間 11:00 am - 5:00 pm(祝日を除く水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日 月曜日(祝日にあたる3月21日は開館)、3月22日
入館料 一般1,100円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
交通案内 JR「品川駅」高輪口より徒歩15分/タクシー5分/都営バス「反96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩3分/京急線「北品川駅」より徒歩8分
13:42 翡翠館へ

原美術館

13:13 原美術館へ

13:05 八つ山手前を左折

海側

13:43 ミャンマー大使館

13:07 新幹線が見放題

結構なカーブです

13:02 目黒川の桜 大崎方面

H28年 4月1日
御殿山 
原美術館
翡翠館
MY

14:31 跨線橋を渡り右折

パワーストーンに囲まれて

14:20 セイロン茶を出して頂きました


.案内より

13:16 到着