熱海1

　当美術館の創立者岡田茂吉（1882～1955）は「美術品は決して独占すべきものではなく、一人でも多くの人に見せ、娯（たの）しませ、人間の品性を向上させる事こそ、文化の発展に大いに寄与」するとの信念のもと、戦後、東洋美術の優品の蒐集につとめ、海外への流出を防ぎ、昭和27年、財団法人東明美術保存会（現在は財団法人エム・オー・エー美術・文化財団）を設立し、箱根町強羅に箱根美術館を開館しました。
　その後、創立者の「熱海にも世界的な美術館を建設し、日本の優れた伝統文化を世界の人々に紹介したい」との願いを継承して、昭和32年、熱海市に熱海美術館を開き、昭和57年創立者生誕百年の年には、現在の本格的な美術館を開館し、Mokichi　Okada　Associationの頭文字を冠する MOA美術館と改め、当財団の中心拠点として、美術品の展観をはじめ、いけばな、茶の湯、芸能、児童作品展など、幅広い文化活動を展開しています。

案内より

H20.9.27（月）～28（火）
熱海：ホテル聚楽月の栖

35,700	ホテル代：楽天トラベル２７０００円＋α（11/26振込）
14,280	新幹線：品川・熱海
2,600	MOA美術館入館料
1,890	昼食代：ミックスサンド・釜揚げうどん
2,240	バス代：MOA美術館、市内周遊「湯～遊～バス」一日乗車券
1,600	熱海城入館料
1,670	ビール、ポカリ、お茶
1,480	おみやげ：梅お菓子
1,050	おみやげ：翔君用つるし飾り
3,360	おみやげ：干物（あじ、他２種類）
1,900	昼食弁当代：富山鱒寿司

■開館時間　午前9時30分→午後4時30分［入館は午後4時まで］
■休館日　木曜日
■観覧料　大人1600円／高大生800円・要学生証／中学生以下無料／
　　　　　　　満65才以上1200円・要身分証明［団体割引は20名以上］／
　　　　　　　観覧券はお近くのコンビニエンスストア
　　　　　　　　　セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サンクス）、チケットぴあでお求めいただけます。
■交　通　ＪＲ熱海駅下車／バス4番のりばＭＯＡ美術館行8分、タクシー5分

【金の科学】
　金は化学的にも安定しており、銀や銅、水銀、アルミニウムなどの金属とは合金を作りますが、酸素など非金属元素とは反応することはほとんどなく、極めて錆び難い特性をもっています。酸やアルカリに侵食されることもほとんどありません。また、金は高温になると溶け、わずかな蒸発はありますが、温度が下がれば、もとの固体に戻ります。独特の輝きの他、曲げ伸ばしが可能で、加工中に空気などにさらされても素材自体が酸化することはありません。比重も重く、貨幣や資産として、かさばらないところが利点とされます。以上挙げたような永遠不滅に近い性質が、金に稀少価値を見出す要素となっています。今回の展示では、金の科学的特性について、さまざまな視点で紹介します。